道専門高校生徒海外実習派遣で函工の相澤さん、金子君ブラジルへ
update 2004/12/24 14:48
北海道専門高校生徒海外実習派遣(北海道産業教育振興会主催)として来年1月、函館工業高校の相澤佳那恵さん(建築科2年)と金子達哉君(情報技術科3年)がブラジルへ派遣されることになった。現地では、ホームステイや寮生活をしながら農作業、産業実習などを体験する予定で、2人は初めての海外行きに期待を膨らませている。
同派遣事業は、道内の職業高校に在籍する生徒を対象に実施。同校からの参加は3年連続。今年度は、5高校から生徒10人が派遣されることになっており、道南からは同校のほか、大野農業高校の樋口達也君と吉田新之介君も参加する。
派遣期間は、来年1月8日から26日までの19日間。現地の農業高校に体験入学し、ブラジルの生徒とともに寄宿舎で生活しながら農作業に汗を流すほか、一般家庭でのホームステイ、産業現場実習体験、建設現場や工場の見学などを予定している。
将来、設計関係の仕事がしたいという相澤さんは「ブラジルは地震のない国なので建築物の柱が細いと言われている。デザインや派手な配色など、日本と南半球の感性の違いも見てきたい。見聞を広めてきたい」と語る。
一方、金子君は「理学療法士を目指しているので、医療や福祉について話を聞いて将来に生かしたい。ブラジルのIT事情、電気に関することも学びたい。現地の高校生との交流が楽しみ」と話している。
2人はすでに、11月の事前研修で簡単なポルトガル語やブラジルの歴史について学んでいる。そのほか、個人的に語学の勉強などもしており、「今はクリスマスよりお正月より、ブラジルのことで頭がいっぱい」と、渡航の日を心待ちにしている。
提供 - 函館新聞社
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