あす冬至、カボチャで無病息災
update 2004/12/20 10:46
二十四節気の1つで、正午の太陽の高度が1年で最も低く、昼の時間も最も短くなる日―。21日の冬至を控え、函館市内の市場や青果店では、ずんぐりとしたカボチャの実が店頭に山積みされている。
「冬至にカボチャを食べると、風邪をひかない」とは古くから伝わる風習。実際にカボチャの栄養価は高く、無病息災を願う“儀式”というだけではない。特に風邪が流行する冬季は、昔から珍重されてきた。
10月末にオープンしたばかりの同市亀田本町の「スーパー魚長活き活き生鮮夢市場 八幡通り店」(近藤俊哉店長)では、セール期間中ということもあり、店内は買い物客で混雑。家族連れが品定めをして歩く姿が多く見られた。
同店はカボチャを半分に分け販売。メキシコ産の2―3Lサイズで、価格は税込みで288円。台風や地震の影響なども多少残り、値段が安かった昨年に比べ、100円ほど高値だという。
同店青果部の高田政秋主任は「18日ぐらいから、売れ行きが良くなりました。購入されるのは年配の方や家族連れが多いですね」「冬至にカボチャを食べる人は減ったように感じます。煮物にも合う良い品物なので、ぜひこの機会に試してみて」と話している。
ただ、近年はカボチャより、ユズを買い求める客も少なくないという。核家族化が進んでいることなどから、調理を伴わないで手軽に楽しめるユズ風呂用にと、購入する人が増えているそうだ。
提供 - 函館新聞社
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