冬フェス内容大幅刷新/西部地区のイルミネーション充実

update 2004/12/19 14:51

 はこだて冬フェスティバル実行委員会(沼崎弥太郎委員長)は、来年2月に開く同フェスティバルの内容を大幅に刷新する。2000年から続いていた初日の打ち上げ花火を廃止。西部地区のイルミネーションを充実させたり、クイズ形式のラリーや気軽に参加できる写真コンテストを開くなど、継続的に客足が見込めるイベントの充実に力を注ぐ。

 同フェスティバルは、冬のイベントとして1986年にスタート。西部地区の「元町会場」と五稜郭公園内の「五稜郭会場」の2会場に分かれ、街路樹の電飾や、「赤ふんダービー」など市民参加型の催しを展開してきた。

 五稜郭会場で人気があるキャラクター滑り台が昨季は雪が足りずに製作できないなど、同実行委はここ数年、雪不足に悩んできた。さらに、協賛金不足から台所事情も厳しく、存続自体を問う議論も高まりつつあった。

 このためことし5月、「はこだて冬フェスティバル検討委員会」(中野豊委員長)を設置。3回の議論の末、「単発的企画ではなく、継続的に人を呼べる仕掛けを作る」(同実行委)ことで意見がまとまった。

 この結果、打ち上げ花火と、昨年初めて行った前夜祭は廃止。替わって、西部地区のイルミネーションを増やし、「イルミネーション点灯ラリー」と名付けたクイズ形式のイベントを検討している。毎年恒例の写真コンテストとは別に、気軽に応募できるスナップ写真コンテストも企画。“光”をテーマにした写真を募り、プレゼントが当たる抽選も予定している。

 同実行委は「五稜郭会場でも何らかの形で新企画を考えている。長期間、光の演出をすることで、たくさんの人に足を運んでもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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