寺井琴美さんが日本クラシック音楽コンクール全国大会へ
update 2004/12/19 14:51
函館駒場小学校6年生の寺井琴美さん(12)が、21日に東京で開かれる「第14回日本クラシック音楽コンクール全国大会」(日本クラシック音楽協会主催)のバイオリン部門小学生の部に出場することになった。地区本選会で優秀賞を獲得し、初めて挑む全国のステージ。寺井さんは「ほかの人の演奏を聴くのが楽しみ。自分が持っている力を発揮したい」と、大会を心待ちにしている。
同コンクール本選会への出場は3年目。9月に札幌で開かれた北海道地区本選会では、優秀賞に次ぐ好演賞に選ばれたものの全国大会推薦には一歩届かなかったことから、10月に青森県八戸市で開かれた東北地区本選会にも挑戦。1カ月間、課題克服に努めて曲の完成度を上げ、見事優秀賞に輝き、全国大会出場権を手にした。
本選会で発表したのは、クライスラー作曲の「プレリュードとアレグロ」。テンポの早い情熱的な曲だ。一方、全国大会ではヴィニヤフスキー作曲の「レゲンデ」を演奏する。「湖の古いお城を思わせる幻想的で神秘的な曲」(寺井さん)で、本選会とは大きくタイプの異なる曲で全国の舞台に臨む。
身長の伸びに伴い最近、バイオリンが大人用のフルサイズに変わったことから、曲目も変更することを決めた。「レゲンデ」は、寺井さんが以前から好きな曲で、今回は寺井さん自身の希望で選曲し、1カ月前から練習に励んでいる。
同大会バイオリン部門小学生の部には、32人が出場を予定している。寺井さんにとっては、同年代の子供たちの演奏を聴くのも楽しみの一つ。「緊張はしているけど頑張りたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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