暫定3カ年計画の素案まとまる
update 2004/12/18 10:14
4町村との合併など、大幅な環境変化により策定が遅れた次期の函館市総合計画までの暫定的な3カ年計画(2005―07年度)の素案がまとまった。「合併建設計画」などとの整合性を図った内容で、市の事業のほか国、道などの事業が盛り込まれている。議会との協議を経て、年明け早々にも成案としてまとめる意向。
素案に盛り込まれた主な施策・事業は158件、継続する主な事業は94件。このほか、国や道への要望事業も記載されている。
主な施策・事業では、函館国際水産・海洋都市構想の一環で、05―06年度に旧函館西警察署庁舎を「臨海研究所」として整備する。大船遺跡(旧南茅部町内)の保存整備は05年度に着手。鍛神小、椴法華小、戸倉中の大規模改造を来年度から始める。日新小(旧戸井町)、椴法華中のグラウンド拡張整備は06―07年度に実施。05年度中に小学校の統合を検討する。
廃棄物処理基本方針の策定(05―07年度)、地球温暖化防止計画の策定(05年度中)、市地域防災計画の見直し(同)も予定。
民間の事業として、特別養護老人ホームの新設2カ所、増設1カ所、改築1カ所が計画され、来年度以降、計150床増設する。
国や道への要望事業は、旧4町村地域での事業が多く、河川改修、治山事業、砂防事業、急傾斜崩壊対策、漁港整備など。道路関係は、高速自動車道や幹線道路の整備、出入国管理体制や国内航空路線の拡充など。
事業費は総額で859億円を見込み、このうち市の事業費は514億円としている。最終案がまとまり次第、新年度予算に反映させていく。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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