忘年会シーズン真っ盛り
update 2004/12/18 10:13
2004年も残すところわずかとなり、忘年会シーズンのピークを迎えている。函館市内の居酒屋では、会社員らがこれぞ“仕事納め”と大集結。相次ぐ台風や地震など、暗いニュースにあふれた1年―。いまだ出口が見えない経済不況で例年より予約数が伸び悩む店が多いが、疲れを吹き飛ばそうという市民らで店内はにぎわいを見せている。
道南の「海の幸・山の幸」を使い季節の味を提供している市内美原3の「季節居酒屋 ひろべ」(広部三雄店主)では、今週末からクリスマス前後にかけて、忘年会ラッシュが続く。予算は1人3500円からで、団体30人ぐらいまで対応可能という。
17日夜も、ビールや地酒を手にし、顔を赤らめた常連客らで盛り上がりを見せていた。店内奥の座敷では、上磯町にある建設会社の同僚約15人が忘年会を開催。
手塚匡一さん(43)は「(建設業界は)不況で厳しいが、今年は事故もなく良い1年でした」と今年を振り返る。澤田龍さん(33)は「きょうは思う存分、飲んで、来年に向け英気を養いたい」と強調。卓上に並んだカジカ鍋や刺し身をつつきながら、約2時間にわたり、うたげは続いた。
市内本町の「つぼ八 五稜郭店」(伊藤寿子店長)も、開店直後から大忙しだ。伊藤店長は「昨年より来店客は若干少ないが、今週末は予約がびっちり」とうれしい悲鳴を上げる。オードブルやすしなど料理7品と、飲み放題(2時間)が付いた4200円のコースが、宴会客に1番人気で「ボリュームもたっぷりで、おすすめ」(伊藤店長)という。
今年3月にオープンした居酒屋「JOPPARI ダイニング」(市内梁川町、山端卓弥店長)は、先週末から、団体予約が増え始めた。宴会はメニュー6品程度と飲み放題(2時間)の3500円からのコースなどがあり、仕入れ状況や来店客のニーズに合わせ、臨機応変に対応している。山端店長は「クリスマス前などは込みあうので、なるべく早めの予約を」と来店を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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