旧町村部で地域審議会、間もなく開始…

update 2004/12/17 10:05

　函館市を含む５市町村の合併に伴い、旧町村部では２１日の戸井支所を皮切りに地域審議会の協議がスタートする。編入された地域の声をくみ上げ、全市的な施策に反映させることなどが狙いで、道内での設置は今回が初めて。担当の市地域振興室は「サービスの低下を招かないことに加え、住民の不安を解消できるよう、審議会の議論をしっかりと受け止めたい」と話している。

　自治体合併による急激な地域変化の緩和を図るほか、新たな振興策などについて話し合う。合併特例法で設置が可能とされており、市は旧４町村の支所ごとに４審議会を置いた。委員は学識経験者１３人と公募２人の各１５人（任期は２年）。設置期間は合併建設計画が終了する２０１４年度末とした。

　具体的には、市長の諮問を受け建設計画の変更や、進ちょく状況の検証などについて答申する。また、次年度予算に対する要望をはじめ、地域の活性化や諸問題など、幅広く議論し、市長へ意見を述べる。市はこれら旧町村部の声を受け、施策に反映させる。

　開催はおおむね各年度ごと３、４回となる見込み。本年度はすでに来年度予算案の策定作業が大詰めを迎えており、次年度予算についての協議など、議論が本格化するのは来年度からとみられる。

　初会合では正副会長を決めるほか、合併建設計画の説明、今後のスケジュールなどについて、市側が説明する予定。

　傍聴は自由。日程は次の通り。（開催場所はいずれも支所）

　戸井＝２１日午後２時

　椴法華＝２２日午後６時半

　恵山＝２４日午後２時

　南茅部＝２４日午後４時

提供 - 函館新聞社

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