江差基幹支店統廃合撤回を要望
update 2004/12/17 10:03
【江差】新函館農協(函館市宮前町、坂本繁組合長)が検討している、江差基幹支店(江差町水堀町)の統廃合計画について、濱谷一治江差町長を筆頭とする陳情団が16日、平沼栄二桧山支庁長を訪れ、計画撤回への支援を求める要望書などを提出した。
陳情には、濱谷町長、町議会から飯田隆一議長、薄木晴午副議長、村上雅文総務産業常任委員長、打越東亜夫協政会会長、小笠原満緑政会会長ら与野党5会派代表、地域の農業者代表ら15人が参加した。
濱谷町長は「町内では新しい栽培技術による、イチゴやアスパラ栽培が定着を始めている中、支店閉鎖は地域にとって大打撃になる。従業員削減による経済への影響も大きい」と述べ、計画撤回への支援を求めた。
町議会の意見書を提出した飯田議長も「統廃合計画の撤回に向けて支援をお願いします」と、強く訴えた。
平沼支庁長は「新函館農協の本部がある渡島支庁とも情報共有しながら、対処したい。支店の完全廃止は地域の農家にとっても大きな影響を与えるだろう」と答え、要請に理解を示した。
陳情団は同日午後、函館市の新函館農協本部に対して、統廃合計画の撤回を要望。17日には札幌市の道農政部、農協の財務を指導する北農中央会(札幌市、宮田勇会長)に対しても、要請活動を行う予定だ。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。