「西部地区に大学生が居住する可能性」…街なか研究会アンケート結果

update 2004/12/16 10:19

 はこだて街なか研究会(山内一男会長)が実施した「西部地区に大学生が居住する可能性について」のアンケートで、約4割の学生が西部地区に「住んでみたい」と回答したことが分かった。山内会長は「4割という数は、西部地区にとって大きい」と期待を寄せている。ただ、家賃や交通費、交通の便など課題も多く、学生の呼び込みは関係者の一層の連携が求められそうだ。

 同研究会は、建築、不動産業者らで組織し、西部地区の居住推進を目的に、調査・研究活動を行っている。今回は、同地区の空き家、空き地対策として、過疎化が進む同地区へ若い世代を呼び込もうと、アンケートを実施。今後の同地区の活性化策に役立てる。

 調査は、市内や近郊に住む、函館出身者以外を中心とした大学生、大学院生を対象に11月に実施。アンケート用紙を配布し、403人から回答を得た。

 「学生時代、函館の西部地区に住みたいと思うか」という質問では、「一度は住んでみたい」が13%、「条件が合えば住んでみたい」が29%、「住んでみたいと思わない」は57%となった。このうち、「一度は住んでみたい」という学生の多くが、景観や眺望が良いことを理由に挙げた。

 「条件が合えば住んでみたい」と答えた学生が求めている条件としては、家賃(30%)、交通機関(28%)、設備(17%)、広さ(13%)などが目立った。

 「住んでみたいと思わない」という学生の理由としては、通学時間(36%)、坂道(13%)、住まいの環境(12%)、交通機関(11%)などと回答した。

 山内会長は「今後は、学生向けの住環境づくりや、家賃の助成、交通機関の新たな割引制度などを議論していくことになるだろう」と話している。

提供 - 函館新聞社



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