函大聴講生の三浦さん英検準1級合格
update 2004/12/12 13:44
函館大学の聴講生、三浦由利子さん(45)=函館市本通2=がこのほど、実用英語検定(英検)の準1級に合格した。主婦業の傍ら8年間、同大に通って英語技術を磨き、念願の資格取得を果たした。三浦さんは、今後も聴講生として勉強を続けながら、次の目標に向けて頑張りたいと意欲を燃やしている。
三浦さんは、北海道武蔵女子短大英文科卒業後、東京海上火災保険函館支社に勤務。結婚後は、専業主婦として子育てなどに専念してきた。
聴講生として通い始めたのは1997年から。「○○のお母さん、○○の妻ではなく、個人を見たとき何もないと思った。何か身に付けたいと思った」と、きっかけを語る。いずれ好きな英語を生かして仕事がしたいと、末っ子の小学校入学を待って、週1回の“学生生活”をスタートさせた。
聴講したのは「商業英語」をメーンに、英語関係ばかり年間1―2科目。一般学生と机を並べて、英文ビジネスレターの書き方、英検やTOEIC対策などを学んできた。
英検は、短大時代に2級を取得したが、聴講生として勉強を始めてから再度受験して取得。準1級は5度目の受験でクリアした。家事や子育てに追われながらも、試験前には毎日5―6時間の勉強を欠かさなかった。来年1月には、TOEICの試験も受けることになっている。
来年度以降も聴講生として英語の勉強を続ける考えで、「小学校英語指導者育成講座を受講して資格をとりたい。いつかは英検1級にも挑戦したい。夢は海外旅行の添乗員になること」と、次の目標に向けても意欲的だ。
同大の小笠原愈学長は「学生にとって大変いいモデルになる。高い目標を持っているのでこれからも楽しみ」と話す。指導に当たる高月晋教授は「真面目で宿題もきちんとやってくる人。年々力をつけてきている。時間的制約もある中、目標を持ってよく頑張った」と話している。
提供 - 函館新聞社
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