新幹線着工・悲願達成、地元も歓迎
update 2004/12/11 12:50
北海道新幹線(新青森―新函館)が来年度に着工されることが事実上決定したことで、早期実現を要望してきた道内関係者からも歓迎の声が上がっている。
高橋知事は「北海道新幹線は、北海道全体を自信と活力に満ちた大地『新生北海道』として再生させるための大きな力になる」とした上で、「一日も早く効果を発揮できるよう、着工後10年以内の開業をお願いしていきたい」との談話を発表した。
経済界では、道経連の南山英雄会長が「北海道への観光客増加のほか、省エネや環境面からも大きな効果が期待できる」と話し、運営主体となるJR北海道の小池明夫社長も「北海道の長年の夢の実現に向けて大きく前進した」と歓迎した。
地元では、新幹線誘致に約30年携わってきた函館市の井上博司市長が記者会見を開き、「ようやく地域の大悲願が成就した。万感胸に迫る心境だ」と感慨深げ。道新幹線建設促進道南地方期成会会長の高野洋蔵・函館商工会議所会頭も「北海道新幹線は、地域の発展に果たす役割は誠に大きい」と喜んだ。
新函館駅が建設される大野町の吉田幸二町長は「大野平野に新幹線が走ることが現実となり、感無量」、同じく駅のできる木古内町の大森伊佐緒町長も「安全、円滑な工事の推進と1日も早い開業を望む」と話した。新幹線の車両基地ができる七飯町の水嶋清町長は「大沼観光の新たな窓口として、新函館駅開業には期待している。道南全体の悲願達成として喜びを分かち合いたい」と歓迎した。
提供 - 函館新聞社
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