建具組合が工業高校で技術指導
update 2004/12/11 12:50
函館の建具職人の後継者確保を考える「地場・伝統産業後継者育成対策推進会議」は10日、同市川原町の函館工業高校で、技術指導会を開いた。同校建築科の生徒約10人が参加。障子の部品の作り方や、組み立て方など、貴重な技術を学んだ。
作ったのは、縦1メートル、横90センチの障子。同会議の中核となる、函館建具工業協同組合のaオ西松夫理事長ら3人が講師として指導に当たった。
材木を組み立てるための溝を作る工程から、作業を開始。aオ西さんの華麗なのこぎりやかんなさばきに、生徒の口からは時折、感動のため息が漏れた。のこぎりを使っての溝作りで生徒は「どこまで切ったら良いか」とつぶやきながら、懸命に手を動かしては、出来上がりに一喜一憂していた。
同会議は、厚生労働省の「若年者ものづくり人材育成促進事業実施要領」に基づき、10月下旬に設立された。全国15団体が指定を受けて設立しており、道内は同組合だけ。委員は同組合や道、市の関係者などで構成。今後は来年1、2月に組合員対象の技術講習会などを予定している。
提供 - 函館新聞社
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