湯浜町の女性変死/死因は首絞められ窒息か、捜査本部を設置

update 2004/12/10 11:37

 函館市湯浜町のマンション地下物置で8日、ミイラ化した女性の変死体が見つかった事件で、女性は首を絞められ窒息死した可能性が高いことが9日、札幌医大の司法解剖で分かった。道警函館方面本部と函館中央署は殺人事件と断定、捜査本部(本部長・角森正人道警函館方面本部長)を設置し、本格的な捜査を始めた。

 捜査本部によると、女性は20歳代から40歳代後半で、身長約152センチ。死後6カ月から1年経過しているとみられる。遺体は腐敗が著しく、外傷などは分からなかった。死因は不詳なものの、遺体の状況などから、首を絞められたことによる窒息死の可能性があるという。

 マンションの所有者らによると、物置は今年9月ごろから、函館市内の建設会社が資材置き場として使用。従業員が1日数回出入りしていたが、照明がないため奥まで見えなかったという。物置には鍵がかかっておらず、出入りは自由にできた。9月以前は所有者が個人的に利用し、遺体や不審物はなかったという。

 これまでの調べでは、遺体は粘着テープのようなもので手首のほか、足首も縛られ、口や鼻をふさがれていたことが分かった。物置奥の床にあおむけになって倒れ、女性用の下着などを身に付けていたという。

 捜査本部は女性の身元確認を急ぎ、140人体制で捜査している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです