市保健所とワン・ニャンレスキューが19日に譲渡会
update 2004/12/10 11:37
市立函館保健所と動物保護団体の函館ワン・ニャンレスキュー(HAWN)は19日、野犬抑留所(函館市見晴町)に持ち込まれた処分寸前の動物の「譲渡会」を初めて協力して開く。道によると、行政と民間ボランティア団体が連携し譲渡会を開催するのは札幌市など数例に限られ「道内でも珍しいケース」(自然環境課)という。“第1回”は同保健所の敷地を利用し実施する計画で、双方の期待が高まっている。
HAWNは2002年8月に設立。これまでに同抑留所から約350匹の犬や猫を引き取り、新たな飼い主に命を委ねてきた。
だが、善意の寄付金に支えられた活動であることなどから、譲渡会場代など資金面で苦悩の日々を重ねてきたのも事実。今回の譲渡会の実現に、メンバーは「設立時からの悲願で、何度も話し合いをしてきた。行政が一歩前に進み出た、画期的な取り組みだと感じる」と言葉にも熱がこもる。
一方、同保健所は渡島支庁と共催で年1回、ペットフェスティバルを実施している。民間組織と協力し定期譲渡会を行うなど積極的に動物保護に臨む札幌と比較した場合、取り組みの遅れは否めないが、同保健所は「HAWNとの今回の譲渡会を成功させ、年数回の定期的なイベントにしていければ」(生活衛生課動物衛生係)と今後の展望に期待を抱く。
譲渡会は19日午前10時から正午まで。市立保健所東側敷地内で行う予定。問い合わせは、HAWN TEL090・6997・6744へ。
提供 - 函館新聞社
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