厚労省がフィブリノゲン納入可能性病院公表/道南は40施設
update 2004/12/10 11:37
厚生労働省は9日、C型肝炎感染の危険があるフィブリノゲン製剤が納入されたとみられる全国の医療機関名を公表した。道内は384施設で、このうち、渡島・檜山管内は現存28、廃院10、不明2の計40施設。1994年以前に投与を受けた人は感染の恐れがあり、同省は保健所などで検査を受けるよう呼びかけている。
フィブリノゲン製剤は止血剤などとして使われた血液製剤だが、94年までは肝炎ウイルスをなくす技術が不完全だった。このため、同年までに投与された人は、感染している可能性がある。
特に感染が懸念されるのは、公表された施設で(1)妊娠・出産時に大量出血(2)手術時に大量出血(3)食道静脈瘤(りゅう)の破裂、消化器系疾患、外傷などで大量出血(4)がん、白血病、肝疾患などで「血が止まりにくい」とされた人(5)特殊な腎結石・胆石の除去、気胸での胸膜接着、腱(けん)・骨折片などの接着、血が止まりにくい部分の止血―などの治療、診察を受けたケース。
施設リストは同省のホームページで公開している。道南の問い合わせ先は市立函館保健所TEL32・1539、渡島保健所TEL47・9000、江差保健所TEL01395・2・1053、八雲保健所TEL01376・3・2168。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。