檜山支庁が04年度管内観光客入り込み状況まとめる

update 2004/12/9 20:20

 【江差】檜山支庁は8日までに、2004年度上期(4―9月)の管内観光客入り込み状況(速報値)をまとめた。総数は122万4800人で、前年度比2・5%の減だった。同支庁は7・8月のイベントや猛暑が好条件となり、海水浴場を持つ町で入り込みを伸ばしたが、9月以降は台風18号などの影響で客足が鈍ったと分析している。

 内訳は、道内客は96万8500人(同1・8%減)。道外客は江差町などで微増したが、大型野外コンサートを休止した上ノ国町で23%と大幅に減少し、管内全体でも17万7700人(同5%減)にとどまった。

 町別では、江差町は49万8800人(同2・5%減)。4―6月は悪天候で客足が伸び悩んだほか、9月の台風18号で被災した「開陽丸」が休館したことなどが影響した。

 上ノ国町は5万400人(同19%減)。野外コンサート休止のほか、イベント時の悪天候が影響して大幅減となった。厚沢部町は9万400人(同1・5%増)。8月の「世界一のメークインコロッケとクワガタの祭典」などのイベントが集客増につながった。

 乙部町は15万500人(同12・1%増)。猛暑の影響で「海のプール」がある元和台海浜公園の入り込みが、前年度比75%増を記録。町内の入り込みを大幅に押し上げた。「あわびフェスティバル」が悪天だった熊石町は9万1900人(同17・4%減)と大幅減となった。

 管内北部では、大成町5万1200人(同4・3%減)、瀬棚町10万6000人(同6・4%増)、北檜山町9万2900人(同1%減)、今金町4万6500人(同8・8%減)。昨年度まで順調な伸びを見せた奥尻町は、台風などの影響で主要観光イベントが中止となり4万6200人(同8・2%減)にとどまった。

提供 - 函館新聞社



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