桧山北部3町が合併協定書に調印

update 2004/12/8 10:15

 【北桧山】大成、瀬棚、北桧山の3町で組織する、法定の桧山北部3町合併協議会(会長・内田東一北桧山町長)の合併協定書調印式が7日、北桧山町健康センターで開かれた。3町は「せたな町」として、2005年9月に対等合併する。合併後の人口は1万1258人(10月末現在)で、江差町(1万330人、同)を超える桧山管内最大の町となる。

 調印式で、内田北桧山町長は「本日は3町が生まれ変わる歴史的な日だ。広域行政を充実し、和をもって人を大切にする町を実現したい」と意欲を見せた。平田泰雄瀬棚町長は「国の財政行き詰まりという矛盾の中で始まった協議だが、調印を迎えて感慨無量」と語った。

 花田千賀志大成町長は「調印の際は全身の震えが止まらなかった。それだけの重みを感じた」と感想を述べた。

 立会人を務めた、平沼栄二桧山支庁長は「3町の選択は後世に英断だった評されるだろう。豊かな自然と農漁業の豊富な資源を生かして新しい一歩を踏み出してほしい」と激励した。

 新町役場は、北桧山町役場に置き、大成・瀬棚の両町役場は総合支所となる。郡名は大成町の「久遠郡」を継承する。合併後5年間は、合併特例法に基づく合併特例区を旧町単位で設置する。

 「平成の大合併」に伴う、法定協議会の合併協定調印は道内6番目。道南では1日に合併した函館市、05年4月に合併する森、砂原両町に次いで3番目となる。

提供 - 函館新聞社



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