道内最多の議席81/“マンモス市議会”が始動
update 2004/12/7 13:21
市町村合併で道内最多の議員数となった函館市議会の最初の議会となる第4回定例会が6日、開会した。議場にはこれまでの2倍以上となる80人の議員が集まり、全道一の“マンモス議会”が始動。新・函館市としてのまちづくりに向けた議論が、いよいよ本格化する。
合併前の市議34人に、旧4町村の47人が加わり、議員数はこれまで最も多かった札幌市議会の68人を上回る81人になった。旧町村議員は在任特例の適用により、任期を2007年4月30日まで延長。次回市議選は定数を38議席とし、このうち4議席を旧4町村に割り振る。
市は大幅増員に備え、音響設備の更新も含め、約5300万円をかけ議場を改修し、座席を増設した。また、議会事務局の職員も5人増やし、23人の体制を組み、本会議に臨んだ。
議員席と理事者席が最も近い場所は、間隔がわずか80センチ。理事者側も新たに4支所長が出席するようになり、場内は非常に混雑した雰囲気だった。
開会に当たり、井上博司市長は「何より取り組まなければならないのは一体感の醸成。融和を図る取り組みに一層、協力してもらいたい」と話した。
福島恭二議長は「まちづくりを進めるため、議会が一丸となって取り組むことが責務」と決意を述べた。
本会議終了後、最前列に座る板倉一幸氏(民主・市民ネット)は「まるで、すり鉢の底に座っているよう」と感想を語った。
井上市長は合併後、初めての議会について「これだけ多くの議員がいるとに、あらためて合併したことを実感した」と話した。
旧4町村の議員は9日に4人、10日に1日、一般質問する。
提供 - 函館新聞社
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