11月の気温、過去最高
update 2004/12/5 15:55
函館市内の11月の平均気温は8・3度と平年の5・3度より3度高く、函館海洋気象台が1873年に統計を開始して以来、1990年と並び最も高かったことが分かった。同月は全国的に気温が高く、道内では、留萌(6・9度)帯広(5・4度)など9つの観測地点で過去最高が記録された。
冬型の気圧配置が長続きしなかったことが原因で、同気象台は「日本の南側の上空にある高気圧の勢力が強かった。上空5000bの空気が東西の流れになり、北から冷たい空気が入ってこなかったからでは」と分析。同高気圧の勢力が強いことについて「太平洋の海水温が高いため」と話す。
函館市内で平年値を下回ったのはわずか5日。25日は平年値を上回った。昨年の11月も平均気温が7・2度と平年より1・9度高かった。すっかり「暖冬なれ」したせいか、平年並みの気温になっても急激な寒さを感じるようになっている。
12月に入っても寒い日は続かず、4日の同市の日中の最高気温は12・9度と、11月上旬並み。同気象台では「今月は平年よりやや高め、今冬は平年並みかやや高め」と話している。
提供 - 函館新聞社
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