フットサル道予選で旭岡少年団が準優勝
update 2004/12/4 11:23
このほど旭川で開かれた「バーモントカップ第14回全日本少年フットサル大会北海道予選」(道サッカー協会、道フットサル連盟主催)で、旭岡サッカー少年団が道南勢では過去最高の準優勝を果たした。全国大会への出場はならなかったものの、同少年団にとっては初出場での健闘だった。中貝幸男監督は「決勝リーグ進出を目標にしていたが、まさか決勝まで行けるとは」と選手たちの頑張りに驚きの表情を見せた。
5人制のフットサルではフィールドプレーヤー4人全員が攻守の切り換えでゲームを組み立てるチームがほとんど。しかし、中貝監督は道選抜メンバーにも選ばれ、得点能力の高い三上優貴主将(6年)をワントップに据え、前線でのプレッシャーと得点量産を課す布陣にこだわった。そのさい配がずばり的中し、地区予選では8試合で46得点と三上主将を中心とした攻撃陣が爆発した。
道予選の予選リーグでは各地区を勝ち抜いてきたチームとあって、スピード感のある展開に手を焼いた。3試合で10得点と自慢の得点力が鳴りを潜めた。それでも、同じく道選抜メンバーのGK、岡村修平(同)中心の守備陣が安定感を見せた。参加16チーム中、トップタイの3失点。予選リーグを2勝1分の1位で決勝トーナメント進出を決めた。
1回戦を5―2で勝利し、続く準決勝の室蘭大沢戦はまさに死闘となった。常に追いかける展開で2―3で後半も終了しようかとしていた時、相手ゴール前でPKを得た。これを三上主将が冷静に決めて、3―3のまま延長へと突入したが決着がつかず、PK戦へもつれ込んだ。
互いに譲らずフィールドプレーヤー5人全員が決め、5―5。ここからベンチにいた選手がキッカーを務めた。大会前からチーム内で全員サッカーを呼び掛けており、緊張に気後れすることもなく3人が決めると相手の8人目が枠を外し、8―7で熱戦にピリオドを打った。試合時間は80分以上にも及んだ。
決勝ではさすがに疲労の色を隠せず、SSS札幌を相手に1―5と力尽きてしまった。道予選6試合で14得点の活躍を見せた三上主将は「声を掛け合いながら集中力を保っていたが、疲れが抜けきらなかった」と反省しながらも、気持ちは早くも12日から始まる全道フットサル選手権へ。三上主将ら6年生にとっては小学生最後の大会となるが「体力を付け直して、この借りを返す」と力強く雪辱を誓っていた。
提供 - 函館新聞社
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