渡島上半期観光入り込み/4年連続前年割れ
update 2004/12/3 13:42
渡島支庁は2日、2004年度上期(4―9月)の観光入り込み客数(速報値)を発表した。同管内の入り込みは、前年度同期に比べると、28万1800人(3・4%)減の788万8600人となり、4年連続で前年度を下回った。
同支庁は、大型連休時のサクラの開花や夏場の好天と出足は順調だったが、台風来襲やアテネ五輪開幕による旅行控えなどの影響があったとみている。
市町村別では、10市町で前年度を下回った。上磯町(9万7300人)が前年同期比40・1%減と最大の落ち込み。「調査対象に変更があったため」(同支庁)としている。増加した7町村のうち、木古内町(1万4200人)が同16・4%増と最も伸びた。「フォレストパーク・りろない」の利用客増を要因に挙げる。
また、同時に発表した訪日外国人宿泊者数は、東アジアからの国際チャーター便の利用が好調で、同65・7%増の3万5234人となった。
地域別では、台湾からの観光客が同63・9%増の1万9952人と最多。新型肺炎(SARS)の影響が落ち着いたことから、昨年度、大幅に減少した香港と中国からの入り込みが、同237・6%増の7215人と同194・8%増の734人と、それぞれ大きく伸びた。
提供 - 函館新聞社
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