高設イチゴ栽培施設を見学/建設業新分野進出ゼミ

update 2004/12/3 13:41

 【上ノ国】道経済部と道建設業協会が主催する、2004年度建設業の新分野進出ゼミナールが2日、上ノ国町内などで開かれ、同町の農業生産法人・シーズコーポレーションが「高設イチゴ栽培」を行っているビニールハウスなどを見学した。

 同ゼミは、公共事業削減に伴う建設業者の経営多角化に向けて、企業のノウハウや情報交換などを目的に開催。檜山、胆振管内から建設事業者11社が参加した。

 シーズコーポレーションは、同町の建設業、安田組(安田恵佐男社長)が設立。同町中須田に大型ビニールハウス12棟を設け、今年から高設イチゴ栽培をスタート。来春に初めて収穫を迎える見通しという。

 この日は、農業部門を担当する安田光義専務を講師を務めた。安田専務は「乙部町でイチゴ栽培を見学して、新しい農業の姿に感動した。苦労も多いが、来春の収穫が楽しみだ」と話していた。参加者からは「初期投資はどのくらいか」「販売ルートは」などの質問が相次いだ。

 見学会終了後は、江差町のホテルニューえさしに会場を移し、安田専務がイチゴをはじめ、水稲やジャガイモ、キヌサヤエンドウの栽培など、農業分野に進出したノウハウについて講演。参加者はメモを取るなどしながら、熱心に耳を傾けていた。

提供 - 函館新聞社



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