各スキー場サービス強化…あとは降雪を待つだけ
update 2004/12/2 12:19
【七飯・森】管内のスキー場が、4日予定の函館横津岳スキー場(七飯町大中山)を皮切りに、順次オープンする。ただ近年同様、雪不足傾向で、1日現在の積雪は各スキー場とも0―5センチにとどまっている。各スキー場とも、天候に頭を痛めながらも、少子化やレジャーの多様化などによるスキー離れに歯止めをかけようと、家族や若者層などをターゲットにサービス充実を図り、シーズンの活性化を目指している。
各スキー場の積雪は函館七飯スキー場(七飯町東大沼)、ニヤマスキー場(七飯町仁山)、グリーンピア大沼スキー場(森町赤井川)がゼロ。函館横津岳スキー場が5センチにとどまっている。
トップを切ってオープン予定の函館横津岳スキー場は、滑走に最低限必要な50センチを確保したいが、気温が高く2台の人工降雪機を稼働できず、順延の可能性が高い。リフト試運転やロッジ清掃などの準備も順調に整えており、「あとは雪が降ってくれるだけだが…」とこぼす。
一方、利用客取り込みを目指して、各スキー場ともサービスを強化。今月18日オープン予定のニヤマスキー場は今季、上級者向けコースへ続く第3リフトを再稼働する予定。また、24、25両日のクリスマスにはイルミネーションや景品プレゼントなども企画、ベテランスキーヤーから家族、カップル層までを呼び込む。
17日にオープンする予定の函館七飯スキー場は今季、毎月第3日曜日を「スキーこどもの日」と銘打ち、小学生以下のリフト、ゴンドラ利用を無料にするサービスを始める。一昨年ごろから展開しているお得なファミリーリフト券が好評なことから企画、「手ごろな価格なので、親子に気軽にどんどん来てもらいたい」と期待する。
函館横津岳スキー場は、若者を中心に人気のボードコースを、ジャンプ台を増やすなど充実させるほか、そりコース用にチュービングの貸し出しを始める予定で、幅広いニーズに応える。また、23日オープン予定のグリーンピア大沼スキー場も、オープン日から30日までオープニングサービスと題した、宿泊セットのプランを用意するなど、各スキー場もサービスに力を入れている。(原山知寿子・浜田孝輔)
提供 - 函館新聞社
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