道南で初、生後20カ月の雄牛がBSE1次検査で陽性反応
update 2004/12/1 10:58
市立函館保健所は30日、函館市内の食肉解体場に持ち込まれた生後20カ月の雄のホルスタイン1頭が、BSE(牛海綿状脳症)の1次検査で陽性になったと発表した。検体は同日、北海道大学と帯広畜産大学に運ばれ、近日中に2次検査の結果が出る見通し。陽性であれば、厚生労働省の専門家会議が確定診断する。道南の1次検査で陽性が出たのは今回が初めて。
同保健所の角谷満昭次長らが市役所で記者会見した。問題の牛は道内産で生後、道南の肥育農家に移され、飼育されていたとみられる。解体場には、この農家がほかの23頭とともに11月29日に持ち込み、同保健所食肉検査所による検査で、感性の疑いが発覚した。
同保健所によると、持ち込まれた際、牛に異常はなかったという。すでに解体されているが、隔離保管されており、市場には出回っていない。
道南には函館市と森町、八雲町の3カ所に食肉検査所がある。このうち、函館ではBSEの全頭検査開始以降、11月末までに1万8784頭が持ち込まれたが、これまで異常は見つからなかった。
一方、全国では11月20日現在、135頭が1次検査で陽性となり、うち11頭で感染が確認されている。また、道内では11月末現在で、今回のケースも含め7頭が1次検査で陽性となり、3頭の感染が判明している。
提供 - 函館新聞社
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