おしま中北部観光再発見会議、広域観光ルート策定へ
update 2004/11/28 12:25
渡島支庁と渡島中北部1市7町の役場職員らで組織する「おしま中北部観光再発見会議」(委員26人)が、渡島中北部(函館、大野、七飯、鹿部、砂原、森、八雲、長万部)の広域観光ルートの策定を進めている。渡島観光の活性化が目的で、本年度中に新たなルートを打ち出す方針。
同支庁が2003年度から3年計画で取り組んでいる地域政策推進事業(支庁単独事業)。昨年の渡島西部ルート(松前、福島、知内、木古内、上磯、函館)に続いての取り組み。道南屈指の自然と海の幸に恵まれた観光資源を有効活用し、函館に滞留する観光客を周辺町に誘い出すのが狙いだ。
専門的見地から意見をもらうため、このほど、旅行会社や旅情報誌など観光関係者約10人を招待し、再発見会議が検討したモデルコースを1泊2日の日程で回った。
海産物や温泉など各町が売り出したい観光資源を視察。鹿部町の足湯をはじめ、各地で温泉を巡り、砂原町では海産物の薫製を味わった。八雲町ではサケの遡上(そじょう)見学とイクラづくり、大野町でのナガイモ堀り、七飯町の花き農家での切り花体験など、食と温泉に「体験」を盛り込んだ活動的な観光メニューになっている。
参加者からは「こんな観光資源があるとは知らなかった」「団体旅行者向けのメニューが多い」などの感想が寄せられていた。
同支庁は、参加者のリポートをまとめ、来年1月の最終会議でルートを再検討し、決定する。同3月までにルートマップ1万部を作成する予定。道内外の旅行会社、JR、航空会社、旅行情報誌などに配布し、売り込みをかける。
提供 - 函館新聞社
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