えさん・椴法華漁協の合併仮調印式
update 2004/11/28 12:25
【恵山】恵山町のえさん漁業協同組合(高島武俊組合長)と椴法華村の椴法華漁業協同組合(岡山弘一組合長)は27日、恵山町の尻岸内会館で、2005年4月の合併に向けた仮契約書に調印した。「えさん」が「椴法華」を編入する形で、新漁協の名称は「えさん漁業協同組合」。実現すれば、組合員数と販売取扱高で渡島管内2位の漁協が誕生する。
新漁協は、今年3月末現在を基準にすると、正組合員は611人で、販売取扱高は41億9000万円。「えさん」(467人、29億4200万円)が「椴法華」(144人、12億4800万円)を編入する。渡島管内の16漁協のうち、南茅部町の「南かやべ漁協」(1259人、88億6400万円)に次ぐ規模になる。
新漁協の組合長は高島組合長が就く。本所は現えさん漁協事務所(恵山町大澗)で、椴法華漁協事務所(椴法華村浜町)は支所となる。
調印式では、工藤篤恵山町長と船木英秀椴法華村長らが立会人として見守る中、高島組合長と岡山組合長が仮調印書に署名した。高島組合長は「強固な経営基盤の下、各種事業の拡大を図りたい」とあいさつ。岡山組合長は「『えさん漁協』のさらなる拡大のため、支所として、漁業生産力の向上を目指したい」と話した。
前田晃渡島支庁長は「12月1日に誕生する新『函館市』の中でも、販売取扱高の約28%を占める基幹漁協が誕生する」と、正式な合併に期待を寄せた。
12月22日に両漁協がそれぞれ合併総会を開き、すべて承認されれば来年4月1日に新漁協が誕生する。
提供 - 函館新聞社
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