東京の業者が函館北央ビル取得

update 2004/11/27 15:08

 函館・大門地区の目抜き通りにある「函館北央ビル」(函館市松風町2の12)を、東京のデベロッパー、アセントプロパティース(浅海晃一社長)が取得していたことが、26日分かった。入居中の4テナントと賃貸契約を継続する一方、6階の空きフロアに、個人事業主向けレンタルオフィスを新設する考え。外装もリニューアルし、新たなスタートを切る。

 アセント社によると、同ビルは1983年に建てられ、4年前までは旧拓銀系列の不動産会社タクト(札幌)が管理。その後競売に掛けられ、アセント社が10月29日に取得した。購入額は明かにされていない。

 鉄骨造り8階建てで、延べ床面積は約3400平方メートル。1階のレコード店のほか、警備会社や不動産業者などが入居している。

 レンタル・オフィスは来年1月のオープン予定。14―28平方bの小さな貸事務所を十数室設ける。各室に窓を付け、構内情報通信網(LAN)を完備する計画で、賃料は事務をサポートしてくれるスタッフの人件費を含め、月3―5万円を想定している。同社は「起業家を育てる施設にしたい」という。

 外装については、現在募集中の広告に合わて、全面改装する方針。同社は全国で、ビルの再生を手掛けており、「大門がかつてのにぎわいを取り戻すお手伝いができれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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