全道大衆歌謡大会で山田順子さんグランプリ
update 2004/11/27 15:07
【厚沢部】厚沢部町の新町商店街で、居酒屋「櫻鳥(さくらどり)」を営む山田順子さん(58)が、滝川市でこのほど開かれた、第16回全道大衆歌謡グランドチャンピオン滝川大会(道大衆歌謡連盟主催)で「江差恋唄」を熱唱。見事グランプリに輝き、初出場からおよそ10年で全道の頂点を極めた。優勝旗を手に凱旋(がいせん)した山田さんは、「上ノ国の海育ちなので、追分の情感も込めて歌うことができた。今回はメダルの重さをずっしりと感じた。今でもまだ実感がわきません」と、喜びをかみしめた。
全道のカラオケ愛好家が自慢のノドを競う大会には、地区予選を勝ち抜いた60人が出場。成年、壮年、熟年の3部門で優勝を争った。
壮年の部(56―58歳)に出場した山田さんは、昨年冬から練習を始めたという「江差恋唄」で挑み、念願の優勝を果たした。さらに3部門の優勝者から選ばれるグランプリに輝き、大会最高賞の道知事賞を受賞した。「江差恋唄」は、江差追分の旋律を曲中に取り入れた名曲で知られる。
グランプリ受賞者は、今後3年間はゲストとして全道大会のステージに彩りを添えるという。
忙しい日常の中で、歌が唯一の趣味という山田さん。10年ほど前に上ノ国町で開かれた道南地区予選に初出場した。以来、店内のカラオケで練習を重ね全道大会への出場を続けた。1998年には奨励賞、昨年は3位入賞を果たした。「毎年、胃が痛むほど緊張しました。今年は良い歌に巡り会い、肩ひじを張らず歌うことができた」と、笑顔で語った。
夫で町職員の喜美男さん(58)は、「仕事の都合で厚沢部に残っていた。滝川から帰り際にかけてきた電話で報告を聞き驚いた。グランプリは夢にも思わなかった。カラオケの師匠や仲間と一緒にお祝いしてあげたいですね」と、夫婦で受賞の喜びを分かち合っていた。
提供 - 函館新聞社
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