恵山、南茅部町で閉町式/すべての閉町村式終了

update 2004/11/26 12:39

 【恵山・南茅部】12月1日に自治体合併で新「函館市」となる恵山町と南茅部町は25日、「閉町式」を開いた。出席者は町の歴史を振り返り、新市での発展を誓った。函館市に編入合併する渡島東部4町村(戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町)の閉町村式はすべて終わり、「平成の大合併」道内第1号の新市誕生を待つばかりとなった。

 恵山町は午前11時から、同町柏野の町民センターで開き、約110人が式に臨んだ。工藤篤町長は「恵山町という冠はなくなっても、この地域は残る。地域の存在価値を高め、発展を期していかなければならない」と式辞を述べた。

 井上博司函館市長(代読・西尾正範助役)は「4町村のうち、恵山町はとりわけ多くの人が訪れる観光の町。新市の広域的観光ルートづくりの上で重要だ」と話した。

 1964年の町制施行以降の歴史を振り返り、工藤町長と斉藤明男町議会議長が町旗を降納した。

 南茅部町は午後2時から、同町川汲の町福祉センターで開き、町民ら約130人が出席した。細井徹町長が「合併後は漁業振興はもとより、縄文遺跡を生かした観光振興を図りたい。地域の発展を願う」と式辞を述べた。

 前田晃渡島支庁長は、「意欲と活力、豊かさと潤いに満ちた地域に」と、合併後の発展を祈念した。また同支庁長は、5市町村の合併実現に向け、4町村をまとめたが合併前に辞職した飯田満前町長を「合併の礎を築いた」と、その功績をたたえた。

 細井町長と杉林幸弘町議会議長が町旗を降納。45年間の町制に幕を下ろした。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです