キングハイヤーがドライバー接客コンテスト

update 2004/11/26 12:39

　接客態度に点数を付けてください―。タクシー会社のキングハイヤー（函館市美原２、今川芳久社長）は１２月の１カ月間、函館と札幌で展開する運転代行サービスで、客の採点を基にしたドライバーの接客コンテストを実施する。来春には、本業のタクシー部門にも広げる考えで、同社は「函館の業界全体で、乗務員のマナーの悪さが問題視されている。コンテストを通じて運転手の質を向上させたい」と話している。

　コンテストは、利用者にアンケート用紙を兼ねたはがきを手渡し、１０点満点の評価とドライバーの氏名を記入した上で、投かんしてもらう仕組み。１カ月間の合計点数で競わせ、最高の特賞３万円、Ａ賞２万円を各１人に贈る。

　アンケートに答えた人にも抽選で、両賞を１人ずつに贈呈。５００円のサービス券か、同社の貸し切りバスをかたどったぜんまい仕掛けのミニカー「チョロＱ」付きボールペンを、１００人にプレゼントする。

　同社の運転代行事業は、函館だけでもドライバー４５人を抱え、年間売上高が１億５０００万円に上る道南最大手。札幌進出は昨年４月に果たした。同社は「安全運転と接客の質の向上のため、運転手の教育に力を注いできたが自己満足になりがち。習熟度を見たかった」と経緯を説明。「ドライバーの励みにもなるので、ぜひ協力を」と呼び掛けている。問い合わせは同社函館センターTEL０１３８・３０・５０００。

提供 - 函館新聞社

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