青函フェリー乗組員が障害者介助法など学ぶ
update 2004/11/25 12:25
道運輸局函館運輸支局(成田憲三支局長)は24日、青函航路フェリー乗組員を対象にした「交通バリアフリー教室」を、函館市港町3の東日本フェリーターミナルで開いた。参加者は、旅客船内での障害者の介助方法などを学んだ。
障害者や障害者生活支援スタッフの指導の下、青函航路フェリー乗組員ら約30人が受講した。
参加者は、目隠しをしたり、車いすを利用したりしながら、係留するカーフェリー「びいな」(2290トン)船内で、階段の上り下りなどを体験した。支援スタッフは「揺れる船内では、障害者は不安になる。壁につかませたりして」などと忠告していた。
共栄運輸(海岸町22)の甲板員、川尻秀司さん(47)は「障害者の苦労が分かった。狭く段差のある船内で適切に介助したい」と話していた。
同支局は、高齢者や障害者らへの理解を深め、思いやりのある心で行動できるような「心のバリアフリー社会」の実現に向け、2002年から、公共交通機関の従業員らを対象に、同教室を開講している。
提供 - 函館新聞社
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