作品に市民の意見反映/パブリックアート後期計画案

update 2004/11/23 13:26

 函館市の野々宮勇都市建設部長は22日、パブリックアート設置後期計画案を市議会建設常任委員会(能登谷公委員長)に示した。計画段階から一般の意見を取り入れるほか、公募による作品設置も盛り込むなど、市民参加型の視点を重視した内容。同部は年内に計画を策定し、予算が決まり次第、来年4、5月ごろに市民から声を集め、設置に着手する考え。

 同案では本年度を計画策定の年度とし、来年度から5カ年を実施期間とした。各年度の設置数は1―3基程度とし、全体で15基前後を想定。場所は五稜郭公園付近と函館駅前通り、元町公園付近の3カ所をメーンに、緑の島と市民の森も候補とした。

 設置への手順にはオーダーメード、一般公募の2方式を用意。大半で適用するオーダーメード方式は、設置場所や作品のイメージなどについて市民の声を聞く。

 一般公募方式では全国に写真やデッサンでの出品を呼びかけ、これらを公開。市民意見を反映させ、応募者のいずれかに制作を依頼する。具体的には市制施行85周年となる2007年度分について、公募方式を採用し、緑の島や市民の森に設置する方針。

 このほか、同案ではパブリックアートを巡るウオークラリーや写真展など、市民が参加できる催しの充実もうたった。

 また、要望が多い歴史関連の像について、後期計画とは別枠で、市が設置場所や事業費の一部などを提供し、民間が制作主体となる官民協働型による設置を推進するとした。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです