男子はあさひ、女子は駒場が優勝/函館地区ミニバスケ秋季大会
update 2004/11/23 13:23
【上磯】第23回函館地区ミニバスケットボール秋季大会兼第30回北海道ミニバスケットボール選手権大会函館地区予選会(函館地区バスケットボール協会、函館地区ミニバスケットボール連盟主催)は最終日の21日、上磯町総合体育館で男女の決勝リーグの試合が行われ、男子はあさひが4年ぶり2回目、女子は駒場が6年ぶり4回目の優勝を飾った。両チームと女子準優勝の深堀は来年1月に江別、恵庭両市で行われる全道大会への出場権を得た。
★地区負けなしの6冠達成/男子・あさひ
持ち前の高さを生かした確実なプレー。あさひはリバウンドの強さを生かした得点と、相手の中への突破を封じ込める堅い守りで、優勝を飾った。岩岸義明監督は「気迫と集中力。試合で最も大切なことを最後までしっかりやり遂げた」と、勝利に必要なプレーに徹した選手の精神面の強さを褒めた。
昨年度の新人戦以降、このチームでは、交流大会も含めて地区では負けなしの6冠を達成した。「最後の大会で負けたくなかったし、負ける気はしなかった」と高村雄樹主将(6年)が話すように、全勝同士でぶつかった駒場との試合でも序盤からリードを奪った。
高さ対策の駒場のゾーンディフェンスでインサイドへの切り込みを防がれると、シュート力のある亀谷悟史(同)や伊藤肇祐(同)の外からのシュートで対応。高村も中で粘り強く決めるなど、各クオーターともダブルスコアに近いリードを保ちライバル対決を制した。
地区無敗を守っての全道行きに、選手の気持ちも高まる。高村主将の「目指すは優勝」の言葉に、他の選手もうなずいた。大会で課題の精神面を克服、「技術面では全道でも通用する」(岩岸監督)チームだけに、選手はさらなる自信で全道に挑む。
★1点差でライバル下す/女子・駒場
現チームで熱い女王争いを繰り広げてきた、駒場と深堀の最後の頂上決戦は、駒場が制した。新人戦以降4連敗中で、9月に初勝利した大会では、深堀はけがで主力選手を欠いていた。それだけに「最後の最後のチャンスで勝つことができてうれしい」。駒場の選手は大きな声をそろえて喜びを爆発させた。
最終スコアは38―37。ライバル同士の争いにふさわしい“激戦”だった。駒場が先行しリードを保ちながらも、深堀もじりじりと追い上げ第3クオーターを終った時点で28―23と駒場のリードは5点。最終クオーターが終了した時、その差はわずか1点にまで縮まっていた。
「ディフェンスを頑張って、流れを自分たちに引き寄せる。それだけを考えていた」と深津弘美主将(6年)。攻守とも集中したことで、深津主将など6年生選手が勝負どころで確実にシュートを決め、攻守ともぎりぎりの戦いで勝利をたぐり寄せた。
「ディフェンスをもっと頑張らないと」「攻撃でまだまだ足が止まる」「1対1の力をつけたい」―。悲願の優勝にも選手たちはまだまだどん欲だ。優勝でつかんだ自信を身につけ、全道では目標の4強入りを目指す。
提供 - 函館新聞社
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