年末年始の旅行も韓国ブーム
update 2004/11/22 11:49
年末年始の計画を立てようと、旅行会社を訪れる人が増えてきた。海外は“定番”のハワイなどのほか、アジア方面の予約が伸びている。特に「韓流ブーム」で注目を集める韓国やバリ島などビーチリゾート地が人気だ。休日の並びが悪いため、3―5日で行ける近場が人気となり、新型肺炎(SARS)の影響が落ち着いたのも追い風になっている。国内は例年同様、東京ディズニーランドが人気のようだ。
■海外
JTB函館支店(函館市梁川町16)によると、海外旅行の予約は、アジア全体で前年同期比2割増。ただ、SARSの影響がなかった2002年と比べると「まだ8割程度」という。全国では02年より2割増となっていることから、ボーナス支給後の年末に期待する。
とりわけ、韓国の人気が高く、ドラマ『冬のソナタ』のロケ地を巡る観光客もいる。函館発の空の便がないため、千歳空港などを経由する。3万5000円前後のプランが好評で、40―50代の女性が多いという。
ハワイやインドネシアなどのリゾート地は、温暖な気候のため、例年通りの人気ぶりだ。同社などが企画した函館発ハワイ・ホノルル行きのチャーター便の来年1月出発便は、既に完売した。
■国内
JR旅行センター函館支店(同市若松町12)によると、国内旅行は例年同様、ディズニーランドとディズニーシーを展開する東京ディズニーリゾートが人気。約5万円の2泊3日のプランで、親子連れの予約が多いという。
一方、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは苦戦。関西空港行きは、来年1月10日までは1日1便で、「午後発のため、到着日は何もできない」(同センター)。そのため、羽田乗り継ぎ便などが利用される。
道内では、登別や洞爺のほか、地元湯の川温泉のホテルが人気。家族と正月をゆっくり過ごそうと、市内の温泉付きホテルや旅館に泊まる客も多い。湯の川観光ホテルは「大みそかの予約は7割が埋まった」といい、道南・函館など地元の利用客も多い。
■小型連休
今シーズンの年末年始は土日が正月三が日と重なり、長期休みが取りにくい。03年、02年は最大9連休も可能だったが、今年は12月30日から翌1月3日までの5日間の休みが一般的になりそう。「1週間以上が必要な旅行は振るわない」(JTB函館支店)といい、そのため、欧米旅行などより、アジアや国内旅行などが増えるとみている。
提供 - 函館新聞社
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