函館空港利用者減続く
update 2004/11/22 11:48
函館空港の利用者減が止まらない―。函館市がまとめた函館空港利用実績によると、10月の旅客数は前年同月比2・9%減の23万2100人で、6カ月連続の前年割れとなった。4月から始まった大手航空各社の羽田線減便によるもので、台湾からのチャーター便を中心した国際線の好調も“焼け石に水”となっている。
1月からの累計でも前年同期比8・7%減の187万5500人と低調。現在のペースで推移すると、年末には225万600人となり、前年より12万人、下回る見通し。
羽田線は、減便により搭乗率がアップし、同5・9ポイント上昇の77・4%と高水準だったが、旅客数は同5・2%減の15万3200人と冷え込んだ。会社別では、全日本空輸(ANA)が同5・2%減の8万3800人、日本航空(JAL)が同5・3%減の6万9300人と、ともに低調だった。
国際線は、唯一の定期便、ユジノサハリンスク(ロシア)線が同21・3%増の415人と伸びた。チャーター便も同35・1%増の8000人で、1月からの累計では8万3400人とほぼ倍増。過去最多だった03年の5万6100人を、10カ月間で大幅に上回っている。
道内路線は、丘珠(札幌)線が同6・6%減の1万4300人、旭川線が同21・9%減の1257人―などと軒並み前年割れ。奥尻線も同13・2%減の1300人と二けた台の落ち込みとなった。
提供 - 函館新聞社
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