5市町村で・道路標識付け替え

update 2004/11/21 14:42

 12月1日の新・函館市誕生が間近に迫り、合併する5市町村では、道路標識が付け替えられる。新市の「船出」には名称変更が必要なためだ。混乱を避けるため、旧自治体名を併記するなど工夫を凝らす。5市町村を縦断する国道278号では30日から、交通量の減った深夜に、函館開発建設部の作業車両が走る。

 函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町が合併する新・函館市。函館開建によると、付け替える標識は、函館と南茅部を結ぶ国道278号などの支所境を示す字名標識、距離を示す確認標識や方向を示す案内標識など。それぞれ地名や距離などが変わる。数は150枚に上り、費用は約1000万円という。

 表記方法は、ドライバーの混乱を避けるため、字名標識では「函館市(旧恵山町)」「函館市(旧椴法華村)」などと旧自治体名を併記する。案内標識では「恵山(Esan)」が「恵山(Mt.Esan)」になる。

 これらは、函館開建と交通専門家らでつくる「道路標識・標示に関する懇談会」(座長・萩原亨北大大学院教授)などで協議を重ねた。自治体名については、新自治体名が周知された後、旧町村名を削除して「函館市」だけに統一する方針。

 5市町村の周辺には、2006年2月の合併を控える大野町や上磯町があることや、今後に合併する自治体があることなどを想定した。このため、現在の看板を有効利用しようと、アルミ製シールを張り付け、その上に自治体名を書き込むなどの方法を採った。

 函館開建は30日の深夜に作業を始めるが、枚数が多いことから、来月1日までにすべての作業を完了させるのは不可能な状況だ。「交通量が増える年末年始までには何とか作業を終えたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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