丸井今井が3100通のDM紛失
update 2004/11/18 10:22
百貨店道内最大手、丸井今井(札幌市)の函館店(函館市本町32、古川幾雄店長)は17日、顧客情報が記載された封書ダイレクトメール(DM)3100通を紛失したと、発表した。同店は原因を特定できておらず、情報管理体制の甘さを認め、謝罪した。
紛失したのは、10日の会員招待セールの案内を入れた封筒。セール開催の2日前には、道南の会員4万7900人に送付されるはずだったが、9日夕「案内状が届いていない」などと、会員から苦情が殺到し、調査を開始した。
DM発走に関与したのは、(1)送付先などが記されたシールを作製した札幌の関連会社(2)シールを郵便番号ごとに種分けした同店(3)封書にシールを張った封入委託業者(4)函館中央郵便局―の4者。委託業者への引き渡し時点から、3者ともに数を確認していなかったため、どの段階で紛失したかは不明だという。
同日、函館商工会議所で記者会見した古川店長は「誠に申し訳なく、心よりおわび申し上げます」と陳謝。個人情報が流失した可能性が高い1万1200件に謝罪文を送るほか、道内全7店で管理体制の見直しを図ると説明した。同郵便局は「受け取ったのは8500通で、確実に配達と認識しているが内規で定められている通数確認を怠ったのは事実。ご迷惑をお掛けした」と不備を認めた。
シールに印刷されていたのは、住所や氏名、11けたの会員番号。同店は「番号はクレジットカードの番号とは関係がなく、悪用される可能性は低い」としている。
提供 - 函館新聞社
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