函館駅前電停の利用始まる
update 2004/11/17 11:20
函館市の市電「函館駅前」電停の移設工事が終わり、16日から利用が始まった。小雪がちらつく中、市民らは早速、新しい電停で乗降していた。
市交通局の職員が初日、付近でPR活動を実施。「高齢者や身体障害者が路面電車を円滑に利用できる造りになった」とする。
新電停は、従来の電停の17メートル北(駅前交差点側)に移設。これにより、横断歩道と直結した。安全地帯の長さは30メートルと同じだが、幅は約1メートルから約1・5メートルに広がった。車いす利用者や高齢者の通行に配慮した傾斜路を設けたほか、乗降場と傾斜路に視覚障害者誘導用(点字)ブロックを張った。全面ヒーティングで凍結の心配もないという。また、いす8席のほか、雨水などの浸入を防ぐ上屋を設置した。
移設工事は、市が進める函館駅前土地区画整理事業の一環で、函館開発建設部が9月上旬から施行した。総工費は約4000万円。工事中の2カ月半間は仮電停が使われていた。
交通の円滑化を図るため、市は同区画整理事業を進めており、JR函館駅前若松交差点の変則交差を十字交差に改めた。市によると、駅前整備は、駐車場や歩道工事などを残すだけとなり、来年3月末には全工事が終わる。
提供 - 函館新聞社
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