創業40年以上の道南企業23%
update 2004/11/15 11:15
江差信用金庫(江差町本町)が取引先を対象に行った調査によると、創業40年以上の企業が、道南では23%に上ることが明らかになった。10年未満は18%にとどまっており、同信金は「道南は道内では歴史が古い地域で老舗が多い」と総括。「2代目に事業が引き継がれているケースが目立ち、世代交代によるニーズの変化も出てきている」と分析している。
調査は、同信金が取引先のニーズを把握するため、60社を抽出して実施。経営計画全般について質問した。それによると、「20年以上30年未満」が25%と最多。40年以上は2番目で、「30年以上40年未満」が10年未満と同じ18%、「10年以上20年未満」が16%だった。主力取引金融機関は「信金だけ」が62%と圧倒的に多く、「地銀」が22%、「信組や農協など」が12%、「都銀や信託銀」が1%―などと続いた。
事業を続ける上で、金融機関に評価してほしいポイントは「(これまでの)取引実績」が26%と最も多く、「財務内容や業績」が22%、「経営者の資質や熱意」「現在の事業の内容や特徴」がそれぞれ20%となった。同信金は「事業計画など戦略的な部分を前面に打ち出してほしい」とギャップを指摘する。
金融機関の担当者に求める役割については、「領域を問わない、さまざまな情報提供」が26%、「財務改善を提言するコンサルタント」が20%で、合わせてほぼ半分を占めており、「これまでの通り一遍の対応では通じない。多面的な機能が求められている」とみている。
提供 - 函館新聞社
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