「生誕120年記念竹下夢二展」/道内初公開の花摘みなどファンを魅了
update 2004/11/14 10:23
「大正の歌麿呂」とも呼ばれ、多くの美人画を描いた竹下夢二の生誕120年を記念した「生誕120年記念竹下夢二展」が13日、函館市梁川町のテーオーデパート1階特設会場で始まった。道内では初めて公開される「花摘み」など貴重な作品約50点が、訪れた夢二ファンを魅了している。16日まで。
「花摘み」は、感傷的に女性を描く夢二独特の「夢二式美人画」とは異なり、三つ編みにリボンをつけた少女が緑の野に正座しており、可愛らしい雰囲気を醸し出している。
このほか、西洋音楽の普及のために出版された楽譜集「セノオ楽譜」の表紙に描かれた作品や、黒ネコを抱いた女性「黒船屋」といった有名作品も並ぶ。
浮世絵を意識しながらも、大正、昭和に新しい作品を送り出した夢路の才能の豊かさ、奥深さを楽しむことができる。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。