NTTドコモQRコードで観光マップ無料配布
update 2004/11/14 10:22
NTTドコモ北海道函館支店(金谷良一支店長)は15日から、カメラ付き携帯電話でQRコード(2次元バーコード)を読み取ると、道南の観光地の様子を動画で見られるマップを無料配布する。高速データ通信ができる同社の第3世代サービス「FOMA(フォーマ)」とQRコードの活用例として作製した。金谷支店長は「函館の観光振興にも一役買えれば」と話している。
マップは、函館市内の観光スポット25カ所や道南の名所15カ所を、写真やQRコードを付けて紹介している。コードを読み取るだけで、専用ホームページ(HP)につながる仕組み。アドレスを打ち込まなくても手軽にサイトに接続できる利便性がある。HPでは、詳しい解説文や各スポット約30秒のプロモーション映像が見られる。
金谷支店長は「紙はインデックス(索引)代わり。サンプルとして観光マップを作ったが、商品カタログの替わりに使用することも可能」とさまざまな用途があることを強調。さらに(1)パンフレットやCD―ROMなどに比べコストが安い(2)コンテンツ(情報内容)更新はHP上で済むので手間が掛からない(3)リアルタイムで最新情報を提供できる―などとメリットを説明した。「営業マンが、QRコードの付いたチラシと携帯電話でプレゼンテーション(説明)する時代が来ている」という。
B4判、両面カラーで、1万枚を印刷。ポケットサイズに折りたためる。配布先は市内の観光施設やドコモショップで、今月下旬には、JR札幌駅にも置く予定。専用HPの動画対応はFOMAだけだが、各社の携帯電話インターネット接続サービスでも、文章や静止画を閲覧できる。URLはwww.docomo−hakodate.com/map
QRコード 白黒のモザイク模様の組み合わせで、データを表示するバーコード。Quick Response(素早い反応)の意。数ミリから数センチ角のものが一般的で、黒いバーを平行に並べた従来のバーコードよりも数十倍から数百倍の情報が盛り込める。現行のカメラ付き携帯電話の大半はQRコード読み取り可能で、名刺やポスターなどに取り入れるなど用途も広がっている。
提供 - 函館新聞社
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