シートベルト着用調査…運転モラルの低さ浮き彫りに
update 2004/11/13 15:33
道警函館方面本部は、道南のドライバーを対象にしたシートベルト着用実態調査の中間結果をまとめた。9割近くがシートベルトを「必ず着用する」と答えたものの、渡島管内で着用率が低い理由に、7割弱が「交通安全の関心が薄い」と回答。道南の運転モラルの低さがあらためて浮き彫りになった。
調査は函館方面安全運転管理者協議会と共同で10月に実施。同本部管内で5台以上車を所有する同協議会加入事業所1600社を対象にアンケート用紙を送付し、1日までに755社8473人が回答した。
シートベルトの着用状況については「必ず着用する」が89・8%。「運転距離が短い時はしない」は6・9%、「面倒だからいつもしない」は1・2%だった。シートベルトの着用効果は95・5%が「ある」と認識している。
一方、着用率が低い理由は「交通安全の関心が薄い」が67・4%で他を大きく引き離してトップ。次いで「取り締まりが少ないから」が10・2%、「回りの者が締めていない」が9・3%で続き、意識の低さが顕著に現れた。
着用率を上げるための方法として、「取り締まりの強化」(28・9%)、「着用効果の広報」(26・7%)、「安全教育」(19・8%)が上位に挙げられたほか、「反則金の導入」(14・4%)、「行政処分点数の引き上げ」(7・0%)など厳罰化を求める意見もあった。集計は今月末まで行い、最終結果をまとめる。
提供 - 函館新聞社
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