盗難車放火殺人被告に懲役12年
update 2004/11/12 13:23
今年3月、七飯町で盗難車を運転中、パトカーに追われ事故を起こし、車に火をつけて同乗していた旭川市の無職男性=当時(26)=を死なせたとして、殺人と窃盗の罪に問われた住所不定、無職、松浦高宏被告(22)の判決公判が11日、函館地裁であり、園原敏彦裁判長は懲役12年(求刑懲役13年)を言い渡した。
園原裁判長は判決理由で「動機は他者の生命の重さを全く顧みない自己中心的かつ短絡的で、刑事責任は重大」と指摘。ただ、同被告が抱える発達障害と犯行の関連を否定できないことから「酌量の余地がある」と述べ、生育歴や年齢などの情状を酌んだ。
判決によると、松浦被告は3月29日未明、七飯町本町481の国道5号を旭川市内で盗んだ軽自動車で運転中、パトカーに追跡され、誤って横転。逮捕を逃れるために自殺を考え、流出したガソリンに火を放ち、同乗の男性にやけどを負わせ、死亡させた。
提供 - 函館新聞社
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