「なか卯」と「暖中」が進出へ

update 2004/11/11 11:17

 大手牛丼チェーン「なか卯」と中華ファミリーレストランチェーン「暖中」が来年3月、函館に進出する。両チェーンの出店先は、ダイエーグループのファミリーレストラン「ステーキビクトリア昭和店」や建て替え中のゲームセンター「セガワールド昭和」が軒を並べる複合商業地区(函館市昭和3)。付近には大手玩具店や家電量販店もあり、市内でも屈指の商業ゾーンに様変わりする。

 いずれもFC(フランチャイズ)店。なか卯本部(大阪市)によると、道南1号店は30席クラスの店にする考えで、24時間営業し、親子丼やうどんを中心に“和食のファストフード”を提供する。同チェーンは全国約270店、道内では17店を構えているが、米国の牛海綿状脳症(BSE)発生で牛丼の販売を中止するなど苦戦続き。函館では認知度アップを図り、集客につなげる考えだ。

 暖中は、外食チェーンのタスコシステム(札幌市)がFCなどで、全国約60店、道内約20店を展開する。函館では、多業態のFCに加盟し、ビデオレンタルの「TUTAYA」などを手掛けるフジタコーポレーション(苫小牧市)が運営する。同社によると、約120席を計画。競合店が少ないため「函館にはかなりのニーズがある」とみており、1号店を足掛かりに2店目を市内に出店する方針だ。

提供 - 函館新聞社



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