水族館建設基本構想策定委、事業費30億円ベース

update 2004/11/11 11:15

 第7回函館市水族館建設基本構想策定委員会(会長=桜井泰憲・北大大学院教授、委員15人)が10日、市役所で開かれ、市が想定している事業費約30億円を基本に協議していく方針を固めた。桜井会長私案の道南パノラマ大水槽を採用する意向で、約30億円をベースとし、施設充実に必要な設備を最大限付け加えていく考え。

 市はこの日、(1)事業費30億円(2)整備期間を2期に分ける―二つの事例を提示。(1)は、メーンの水槽を1基とする案だが、桜井会長は「水槽が一つでは魅力がない」と難色を示した。

 (2)は、事業費が1期目34億円、2期目24億円の計58億円となり、桜井会長私案の52億円より高くなる。委員からは「どの設備を優先して1期目に入れるのか」「一度に造った方がインパクトがある」「市民を説得できる事業費か」などの指摘があった。

 「(将来的に増床などができる)可能性を残して、30億円程度でプランを作ってもらいたい」という市側の意向を踏まえ、施設拡大の可能性を視野に、道南パノラマ大水槽を組み込んだ事業費30億円を基本とすることでまとまった。

 さらに道南の河川生態系の展示や飼育係の仕事の様子が分かるよう、バックヤードが見える構造にするなどの案を、加えるかどうか検討する。

 次回は1月6日の予定で、30億円をベースとした施設について協議を詰める。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです