読み聞かせグループ「ぐりぐら会」が優良読書グループ道表彰

update 2004/11/10 10:21

 【木古内】町内の主婦らでつくる読み聞かせグループ「絵本サークル ぐりぐら会」(高谷光代代表)がこのほど、読書推進運動協議会(本部・東京)から優良読書グループ北海道表彰を受けた。メンバーは長年の活動が認められ、笑顔を見せている。

 ぐりぐら会は1990年4月、子育て中の母親ら6人で活動をスタートした。絵本の大手出版社、福音館書店(東京)の会長、松居直さんの講演に感銘したのがきっかけという。

 週1回の例会で会員が集まり、絵本の読み聞かせを練習。近隣の小学校や幼稚園などから依頼を受けて行う出前の読み聞かせは、通算で120回を超えた。

 近年は、読み聞かせに影絵や人形劇を取り入れているほか、会員が布絵本などの製作にも挑戦。町中央公民館にある図書を利用し、町内の子供たちに読書や絵本の大切さを伝えている。

 現在は、高谷代表を含め6人で活動しているが、目下の悩みは会員の減少だ。若い母親の入会が待ち遠しいという。

 高谷代表は「一言ではいい表せないが、絵本を通じて、かけがえのない財産が増えた。13年間の積み重ねを評価してもらい、光栄に思う」と話している。

 10月27日から11月9日の読書週間に合わせ、読書の普及に取り組む全国の各団体を選び、表彰している。道表彰は1987年に始まり、ことしで18回目。ぐりぐら会を含め本年度、道内で5団体が受けた。

 同会では随時、会員を募集している。申し込み、問い合わせは町中央公民館TEL01392・2・2224へ。

提供 - 函館新聞社



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