道内の石油コンビナート 立ち回り検査強化へ
update 2004/11/9 10:09
道内のコンビナートで今年、火災事故などが頻発している状況を受け、道は8日までに、知内町の北電知内発電所など石油コンビナートの立ち入り検査を、3年に1回から「年1回」に強化する方向で検討に入った。早ければ2005年度にも実施する方針で、立ち入り検査要綱に基づき、マニュアル化した計画を修正する考え。
道石油コンビナート等防災本部によると、上磯町のコスモ石油函館物流基地、出光興産函館油槽所など道内5地区、計28事業所が計画の対象となっている。
9月初旬に苫小牧市の出光興産北海道製油所内で火災が発生するなど、10月末までに、道内の石油貯蔵施設での火災やガス漏れ事故は9件。昨年1年間の発生件数と比較し3倍に急増している状況に対応するため、緊急に防災面の拡充を図る構えだ。防災指導後も事故が相次ぐ施設には「抜き打ち」検査に踏み切るという。
上磯地区では10月中旬に、道警函館方面本部など関係7機関による合同立ち入り検査を2事業所で実施。11月8日までに、災害予防規定の書類の一部修正を口答で命じたほかは、施設不備の報告はない。
提供 - 函館新聞社
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