バスケット日本リーグ函館大会、柳谷選手も出場
update 2004/11/8 10:05
「高さ、スピード、これぞ日本最高峰」―。バスケットボールの男女日本リーグの函館大会(日本バスケットボール協会、バスケットボール日本リーグ機構、バスケットボール女子日本リーグ機構主催)は7日、函館市民体育館で行われた。同リーグの函館開催は2年ぶり。大会には地元のバスケットボールファンや中高生選手などの観客約1600人が来場。選手がコート上で繰り広げる素早いドリブルや正確なシュートなど、高度な技術やスピードに感嘆、大歓声を上げた。また、函館出身の初の女子実業団選手の柳谷しのぶ選手(23)=富士通レッドウエーブ=も出場、地元の応援を背に気迫のこもったプレーを見せた。
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女子の試合開始直前、スターティングメンバー紹介。「背番号44、柳谷しのぶ」がコールされると、観客からひときわ大きな拍手。富士通ベンチすぐ後ろの来賓席に座る柳谷選手の父・豊一さん(59)、母・チエ子さん(57)=函館市亀田港町=は、感激した様子でベンチからコートへ駆け出す娘の姿を見つめた。
この日、両親や親類など約20人と母校の函館潮見中のバスケットボール部員が、柳谷選手のプレーを見守った。前日に函館入りした柳谷選手は、試合会場での練習の後、実家に立ち寄った。会場に掲げられた自分の横断幕やポスターに驚いた様子だったといい、「随分励まされたようでした」(チエ子さん)。その言葉通り、第1クオーター、チーム最初の得点を決めると、会場は大きな歓声が沸き起こった。
両親が生で試合を観戦するのは大学以来。惜しくも試合は敗れてしまったが、2人は「動きなどはやはり良くなっている」と、試合後は成長した姿を故郷のファンに見せた娘に大きな拍手を送っていた。
提供 - 函館新聞社
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