江差町表彰式

update 2004/11/4 10:09

　【江差】町の発展に功績があった個人や団体をたたえる江差町表彰式は３日、同町内のホテルニューえさしで行われた。地域伝統の鹿子舞（ししまい）の伝承・普及を行っている江差五勝手鹿子舞保存会（田中幹夫会長）など２団体８個人が表彰され、濱谷一治町長から表彰状と北前船のいかりをイメージしたオブジェが贈られた。

　濱谷町長は「豊かな経験と知識を持つ皆さんの協力で、江差町をたくましく元気な姿で後世に伝えたい。一層の活躍を期待します」と祝辞。受賞者を代表して同保存会の田中会長が「受賞を励みに町の振興発展により一層努力します」と、お礼の言葉を述べた。

　顕功表彰を受賞したのは１団体３個人。同保存会は１９５５年ごろから保存・伝承と後継者の育成に取り組み、６３年に道無形民俗文化財の指定を受けた。山科勲夫、若狭豊両氏は６６年に消防団員となり、現在は分団長、副分団長として貢献している。萩原昭二氏は町納税貯蓄組合連合会理事として、納税思想の普及に尽力した。

　第２９回江差追分全国大会（９１年）で優勝、国内外で活躍している木村香澄氏には、町内２人目となる栄誉表彰が贈られた。

　江差町の歴史を紀行し友好を進める会（会長・本田義一元町長）など１団体４個人（吉田俊子氏、横野亮氏、村本藤吉・ヒサ夫妻、平野尚道・愛子夫妻）が、善行表彰を受けた。

提供 - 函館新聞社

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