「ホテルテトラ」東京進出/函館の業者首都圏進出は初
update 2004/11/2 10:06
函館を中心に道内6カ所でビジネスホテルを展開する「ホテルテトラ」(函館市梁川町、三浦孝司社長)は、東京のビジネスホテルを買収し、1日、営業を開始した。函館のホテル業者が首都圏に進出するのは初めてで、道内でもまれなケースという。同社は今回の買収を足がかりに、道外展開を本格化させる戦略で、関西方面や海外も視野に入れ検討を進める。
買収したのは東京都豊島区西池袋の「ビジネスホテル西池」で、名前は従来のまま。最寄りの駅から徒歩4分と、利便性が高い。10階建てビルの5階部分までがホテルで、客室は2―5階に38室。年間1万1000人、80%の稼働率を目指す。道外進出は、函館からの出張客の囲い込みを狙ったという。
同社は「さまざまな土地に拠点を持つことで、信頼と信用を得られ、首都圏での営業もしやすくなる」と説明。「将来的には関西、海外にも拠点を増やしたい」と、今後の展開に意欲を見せる。
同社は1980年に創業。市内で5つのホテルを経営し、95年から札幌市内中心部に進出した。系列の一つ、アネックスホテルテトラ(同市梁川町)では道内で初めて、一部を専属ヘルパー常駐の「介護住宅」として利用するなど、ユニークな取り組みで業績アップを図っている。
提供 - 函館新聞社
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